漢方薬を煎じる方法
漢方薬を飲むには多少の知識と手間が必要になってきます。西洋薬(現代の一般的な薬)と違って水で煎じる作業が欠かせませんし、方法を誤ると有効成分が無駄になってしまう可能性もあります。
正しい方法を身につけるとともに、せんじるための道具類をそろえなくてはなりません。漢方薬には独特の香りがありますから、普段使用される他の食器とは区別する必要があります。
漢方薬以外のお茶を飲むときにまで漢方薬の臭いが染みついた湯飲みなどを使いたくはありませんよね。
まず、煎じるときに使用する道具についてですが、鉄製のものは生薬の成分であるタンニンなどと反応するため必ず避けましょう。アルマイトの鍋やヤカンでも良いのですが、もっとも適しているのは素焼きの土瓶だとされています。
例えばこういうものですね。
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要するに、有効成分と煎じる道具とが反応しない素材で出来ているのが望ましいということです。素焼きではなく普通の土瓶や耐熱ガラスなどの道具でも良いでしょう。
煎じる時の手順
一、先程解説した容器の中に水600cc(3カップ)と漢方薬(1日分)を入れて下さい。
二、フタはせずに弱火にかけて下さい。
三、このままじっくりと煮詰めて下さい。吹きこぼれには十分注意しましょう。
四、水が半分くらいになったら火を止めて下さい。
五、茶こしでカスを取り除いてください。
火加減は水が半分になるまでの経過時間が40分くらいになるように調節して下さい。
これよりも短い時間で水が半分まで減るようですと、火加減が強すぎるということになります。
また、反対に40分よりも長くかかるようでは火が弱すぎます。
この場合は溶け出した有効成分が再び原料の方へもどってしまうため、適度な火加減になるように注意しましょう。
長時間煮ればよいというものではありません。
火を止めたら、茶こしに通しましょう(この茶こしも普段のお茶に使用するものと区別しましょう)
残りカスがあると、有効成分がそのカスにもどってしまうため、キレイにこし取るようにして下さい。

