漢方薬は風邪にどう対処して来たか?
「風邪は万病のもと」という諺があります。「風」という文字は漢字の由来を訪ねると「神意」を表しているそうです。
日本語の「風向きが変わる」という表現も神の意向を差しているらしいですね。
神の意を表す風に、邪(よこしま)と言う文字を合わせて病名としてきたことには深い意味があるようです。
「四方八方」は風の有様のことです。それを受け止める人間の、邪悪な心の現れが症状として出たものが「風邪」なのでしょう。
従って風邪の原因も症状も様々なのは、人の心が一通りの説明では捉えきれないものだからでしょう。
悪寒・発熱・頭痛・筋肉痛・関節痛等々、それも単独ではなしに複合的に現れるのが常のことです。
現代医学が把握している風邪の病因は「ウイルス」であるとされています。そしてウイルスの種類は100をはるかに超えているようです。
ウイルス以外に細菌や寒さも風邪を引き起すとされているのです。ウイルスも流感の度に新種が姿を現わします。
漢方医学では風邪以外の病気と同じく、病人の体質・体力・抵抗力・病状進行を総合的に判断して「証」を定めます。
その証に従って処方が決まるのですが、、、
証の判断は漢方医の専門家に委ねられます。従って以下にお伝えする事柄は大まかな目安とお考えください。
体力旺盛な人で発熱・頭痛・関節痛・喉頭痛を伴う場合は証のうちで「陽証」されます。
この陽証の人で初期症状であれば「カッコントウ」が有効です。少しでも悪寒がすれば直ちに服用が早期治癒のキーポイントです。
体力が劣っている人に悪寒と全身の倦怠感が表れたら証のうちで「陰証」とされます。
虚弱体質の人の初期症状には「ケイシトウ」が効くようです。さらに体力が落ちて不安感に襲われ、不眠症状が現れたら「ソコウサン」が当てられます。
漢方薬の選択は、症状が現れる体の部位によって左右されるのです。
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