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    <title>漢方の効果で健康を保つ術</title>
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    <updated>2009-11-05T08:36:28Z</updated>
    <subtitle>漢方薬に副作用が無いなどというのは大ウソです。正しい知識を持って用いなければなりません。
西洋医薬のように飲み合わせの問題だってあるのです。やみくもに服用することだけは絶対に止めてください。
漢方薬の効果で健康になるために誤った用法をしないように注意しましょう。</subtitle>
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    <title>漢方薬、服用の心得</title>
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    <published>2010-01-02T14:18:33Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:28Z</updated>

    <summary>１９７６年に漢方薬の健康保険適用が厚生労働省によって承認され、以後は公的な医療機...</summary>
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        <![CDATA[<p>１９７６年に漢方薬の健康保険適用が厚生労働省によって承認され、以後は公的な医療機関から漢方治療が広がっています。<br />
並行して現代医学の観点から、漢方治療の基礎研究が進められ、その効果の裏付けも発表されています。</p>

<p>漢方薬はせんじ薬と心得てください。</p>

<p>一日分の生薬を水に入れて弱火で煎じ出します。それを三回に分けて食間に服用します。<br />
二回目以後には冷めていますから温めて飲んでください。せんじ薬は温かい方が効果が高いとされています。<br />
ただし、吐き気を催すような場合には冷たいまま少しずつ飲んでください。</p>

<p>効率よく吸収するためには食事と次の食事の間に飲むのが良いとされています。胃が空っぽの状態が吸収には好ましいからです。<br />
しかしながら人それぞれで、、、</p>]]>
        <![CDATA[<p>食前に漢方薬を飲むとお腹が張ってしまい食欲が減退してしまう人もあるようです。<br />
そのような人は食後でも良いとされています。仕事の都合その他で時間の配分が難しいと言う事情があれば、一日分を二回でもよろしい。<br />
朝食前は半分を飲んで、残りは夕食前か夕食後としても許されるでしょう。</p>

<p>参考に子供向けの量を以下に</p>

<p>小学生なら大人の半分、幼稚園児なら大人の三分の一、それ以下の幼子は四分の一、回数は大人と一緒です。</p>

<p>漢方薬は西洋薬に比べると作用は緩やかで、副作用も少ないとされています。<br />
しかし副作用が零というわけではありません。医師の相談の上で指示に従う事が望ましいでしょう。</p>]]>
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    <title>体を巡る三つの流れ「気」「血」「水」</title>
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    <published>2009-12-31T14:26:49Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:28Z</updated>

    <summary>漢方薬の選択は、治療が必要な人の体質・体力・抵抗力・病状進行を見極めた上で行われ...</summary>
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        <![CDATA[<p>漢方薬の選択は、治療が必要な人の体質・体力・抵抗力・病状進行を見極めた上で行われるのです。<br />
それらを総合的に判断したものが「証」と呼ばれているもので、この決定は漢方医学の専門家に委ねられます。<br />
その証には本章で伝える「気・血・水」の他に「陰証と陽証」「虚証と実証」の三種類があります。</p>

<p>「気・血・水」とは漢方医学が捉えた人体を巡っている三つの流れを示したものです。<br />
この流れの状態によって生理機能の正常と異常が現れるとされています。病状の進行具合を表現する言葉として「病邪侵攻」があります。<br />
「気・血・水」の証が担っているのは、どの流れが滞っているために「病邪侵攻」を受けているのかに焦点を定めます。</p>

<p>○気　気の流れとは神経や精神の機能を全身に巡らせています。そして気の流れが滞ると神経や精神に障害が出ます。<br />
　　　気が上昇一方であれば、ノボセ感となって症状に表れます。それを正常に戻すのが順気剤の働きです。</p>

<p>○血　これはホルモン分泌と血流を指しています。これらの循環が、、、</p>]]>
        <![CDATA[<p>損なわれた状態を「悪血」と言います。<br />
　　　この改善に用いられるのが「駆悪血剤」と呼ばれるものです。</p>

<p>○水　体液を指しています。体液が体の一部分に偏った状態が水分の代謝不全を引き起します。これを「水毒」と呼んでいます。<br />
　　　この不調を改善するには利尿剤の出番となります。</p>

<p>ただし、気・血・水はそれぞれ独立して機能を分担しているのではありません。従って症状も複合的な関連によるものとされています。</p>]]>
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    <title>咳・痰の悩み、気管支炎と漢方</title>
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    <published>2009-12-29T14:04:07Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:27Z</updated>

    <summary>風邪を引き込んでも手当を受けたら、やがて熱は下がり関節の痛みも治まっていきます。...</summary>
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        <![CDATA[<p>風邪を引き込んでも手当を受けたら、やがて熱は下がり関節の痛みも治まっていきます。<br />
それでも咳や痰がなかなか止まらない場合があります。これは良くあるケースですね。<br />
お年寄りの場合は、夜になって布団に入るや否や咳き込んで止まらなくなります。聞いているだけでも辛くなります。<br />
漢方薬はこんな場合にも症状の改善に良い働きをします。<br />
漢方薬の服用は一般的に食前か食間です。けれど夜間や明け方に咳が酷い場合には、就寝前の服用が効果的とされています。</p>

<p>いわゆる風邪の咳には、痰を伴うものと空咳と呼ばれる乾いたものとがあります。</p>

<p>○水様の痰を伴う咳は、気管粘膜の水分過剰がもたらします。こんな場合に「ショウセイリュウソウ」が効果を上げます。</p>

<p>○痰を伴わない乾いた咳は、気道粘膜の過剰乾燥からくるものです。これには「バクモンドウトウ」「ジインコウカトウ」を処方します。<br />
　これらの薬には気道粘膜に、、、</p>]]>
        <![CDATA[<p>湿り気を与える作用があります。</p>

<p>○幼い子供に発作性の咳が出たら「ゴコウトウ」が適しています。</p>

<p>○体力が衰えたお年寄りには「ジインコウカトウ」が良いようです。</p>

<p>○妊婦の場合には「バクモントウ」をあてがうケースが多いようです。</p>

<p>漢方医学では病名と症状だけで処方は行いません。体質・体力・抵抗力・病状進行などを多角的に検討します。<br />
その上で下した判断を「証」と言います。処方は証の示すところに従って行われるのです。<br />
この判断は漢方医学の専門家に委ねられます。ここでお伝えした漢方薬は大まかな目安とお考えください。</p>]]>
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    <title>めまいの対策には？</title>
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    <published>2009-12-27T14:19:06Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:27Z</updated>

    <summary>漢方医学では、人体に三つの流れが巡っていることが認められています。この流れが乱れ...</summary>
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        <![CDATA[<p>漢方医学では、人体に三つの流れが巡っていることが認められています。この流れが乱れたときに病が発生します。<br />
めまいは水の異常に大きく影響されるようです。「ジュツ」と「ブクリョウ」には水分代謝を促進する働きがあります。<br />
従ってめまいの処方にはこの二つを配合することが示されています。</p>

<p>「シンブトウ」<br />
体力が落ちていて、動悸やめまいがある場合に、腹部に脱力感を覚えみぞおちを叩くとピシャピシャと聞こえる。<br />
不必要な水の滞りを排除するために用いられます。</p>

<p>「ゴレイサン」「サイレイトウ」<br />
口が渇きを感じて、尿の量と回数がともに少ない、浮腫みが認められる場合にこれを用いて利尿作用を促進します。<br />
この効果を利用して、低血圧症・自律神経失調症・メニエール病などで起きるめまいを抑えます。</p>

<p>ただし、めまいという症状は人によって、、、</p>]]>
        <![CDATA[<p>訴えがまちまちで、目の前が真っ暗になるとか、まっすぐ立っていられない。<br />
周りがグルグルと回転を始めるとか、感覚の異常から来ています。運動感覚や位置感覚の乱れもあるようです。<br />
簡単に原因の特定はできませんし、重大な疾患が原因となっていることもあり得ます。<br />
いきなり漢方薬治療に進む前に、内科や耳鼻咽喉科の診察を受けてください。</p>

<p>漢方医療も簡単に病名や症状だけで処方は行いません。病気を持った人それぞれの応じて体質・体力・抵抗力・病状進行を調べます。<br />
その結果を「証」と言います。証に基づいて用いる薬が決まります。証に至る判断は漢方医学の専門家に委ねます。<br />
ここで挙げた漢方薬も目安として受け止めてください。</p>]]>
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    <title>子供の腹具合について</title>
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    <published>2009-12-25T14:22:12Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:27Z</updated>

    <summary>子どもは、特に幼い場合は、胃や腸の区別無しに「お腹が痛い！」と訴えます。急性の場...</summary>
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        <![CDATA[<p>子どもは、特に幼い場合は、胃や腸の区別無しに「お腹が痛い！」と訴えます。急性の場合は親もおろおろするばかりです。<br />
守備範囲の広い漢方薬は、こんな時に頼りになります。</p>

<p>○ショウケンチュウトウ<br />
冷え性・神経過敏・疲れやすい・虚弱体質といった傾向のある子供の腹痛にはこの薬が当てられます。<br />
これは虚弱体質にも対応できるという意味合いで、体力の充実した子供の腹痛にも効果があります。</p>

<p>○トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ及びトウキシャクヤクサン<br />
お腹の冷えが激しいときに用いられるもので、併用もあるようです。</p>

<p>○サイコケイシュウトウ<br />
風邪を引き込んで、そこに腹痛が併発した場合に効果的とされています。</p>

<p>○ケイカシャクヤクトウ<br />
便が軟らかくて、排便を終えたのに残便感があるときにこの薬があてがわれます。</p>

<p>子供の腹痛には上記以外に、食中毒・盲腸炎・腸閉塞などで腹痛を招くことがあります。<br />
これらは急を要します。まず医師の判断を仰いでください。</p>

<p>乳幼児の下痢に急性と慢性がありますが、、、</p>]]>
        <![CDATA[<p>特に慢性の場合には漢方薬が効果的です。<br />
「ニンジントウ」「シンブトウ」の併用は慢性の胃腸炎で虚弱体質の子供にピッタリだとされています。<br />
急性の下痢に発熱・腹痛が併発していれば「オウレントウ」が効くようです。</p>

<p>ニンジントウには下痢を止めるエレメント（作用）と促進するエレメントが同時に存在しているのです。<br />
それが体内に取り込まれると、人体が必要な部分を選んで吸収します。不要部分は排泄となります。<br />
この辺りが漢方薬の面目躍如たるところなのでしょう。</p>

<p>注意していただきたいのは、漢方薬は病名と症状だけで処方の選択はしません。<br />
患っている人の体質・体力・抵抗力・病状進行を総合的に判断した「証」に基づいて薬を選びます。<br />
「証」の判断は漢方医学専門家に委ねてください。ここに挙げた薬品名は目安のためのものとご承知置きを</p>]]>
    </content>
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    <title>冷え性とは一体なんでしょう？</title>
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    <published>2009-12-23T14:15:24Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:27Z</updated>

    <summary>「私は冷え性で・・」このような会話を聞いたことがない人はまずいないでしょう。 そ...</summary>
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        <![CDATA[<p>「私は冷え性で・・」このような会話を聞いたことがない人はまずいないでしょう。<br />
それだけ多くの人が冷え性に悩んでいるということです。特に女性に多い症状です。<br />
なぜか不思議なことに、西欧に人達にはこの悩みは縁がないのです。西洋医学に冷え性という病名はありません。<br />
当然ですが、治療法も薬も存在しません。多くの女性を救ってきたのは漢方医療です。これからもそうでしょう。</p>

<p>日本では古くから「血の道」の病と呼んできたものが冷え性を招くのでしょう。漢方医学では「悪血（オケツ）」と呼ぶ血の滞りです。<br />
冷え性の原因には貧血や体内の水分が偏っている状態や、自律神経失調症も挙げられています。<br />
いずれにしても冷え性を病む人の「証」に、、、</p>]]>
        <![CDATA[<p>照らして薬を選ぶことが大切だとされています。症状の改善にも重要です。<br />
冷え性という名前で括られていても、症状にはばらつきが見られます。背中や腰に集中して冷えを感じる人もあります。<br />
下半身に冷えを感じているのに、顔が火照っていると訴える人もいます。</p>

<p>色白でぷよぷよとした水太り傾向の人、体力一般に欠ける人、貧血気味、水毒のある人、月経異常の女性。<br />
このようなケースであれば「トウキシャクヤクサン」の処方となります。</p>

<p>下半身に冷えが限定され、上半身には感じられない人には「ケイシブクリョウガン」か「ゴシャクサン」を用います。</p>

<p>手足の先端部分だけが冷える人も結構多いのです。「トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ」という長々しい名前の薬となります。<br />
この薬は、頭痛肩凝り、腰痛、虚証タイプ（体力が無い人）にも有効とされます。</p>

<p>老化とともに冷えがおきてきた場合は「ハチミガン」が有効だとされます。</p>]]>
    </content>
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    <title>本人にしか分からない辛さ、鼻アレルギー</title>
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    <published>2009-12-21T14:25:17Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:26Z</updated>

    <summary>この頃になって鼻アレルギーに悩む人が増えました。特に春先の花粉症は一大事の様相と...</summary>
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        <![CDATA[<p>この頃になって鼻アレルギーに悩む人が増えました。特に春先の花粉症は一大事の様相となっています。<br />
色んなメディアに花粉情報が流されていますね。花粉症は一定時期に発症しますから「季節性鼻アレルギー」と呼ばれます。<br />
それとは別に室内の塵・埃・ペットの毛・家ダニなどを原因とする発症は「通年性鼻アレルギー」と呼んで区別されています。</p>

<p>鼻アレルギー対策として一般に用いられているのは「ショウセイリュウトウ」で平均的な体力のある人に処方されるものです。<br />
鼻水・鼻づまりに効果的だとされています。なかにはこの薬によって胃腸障害を起こす人もあります。<br />
そんな場合に用いられるのが「リョウカンキョウミシンゲニントウ」で、これには冷え対策の効果もあるのです。</p>

<p>漢方医学の処方は、その前に体質・体力・抵抗力・病状の進行などについて総合的な判断を下します。<br />
その診断書を「証」と呼びます。この証に基づいて、、、</p>]]>
        <![CDATA[<p>漢方薬のなかから適切なものを選んで用います。</p>

<p>目に痒みがあるときには「エッピカジュットウ」「ビャッコカニンイントウ」が適当とされています。<br />
体力が平均以下の人は用いる量を減らすことで対応します。</p>

<p>花粉症の初期に当たる人には、体力に問題がなければ「マキョウカンセキトウ」が処方されるようです。</p>

<p>以上薬品名を色々挙げましたが、一応の目安としてご記憶ください。<br />
「証」の判断も漢方医に委ねてください。</p>]]>
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    <title>このような人が虚証タイプ</title>
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    <published>2009-12-19T14:16:00Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:26Z</updated>

    <summary>漢方医学では病名や症状だけで処方を行うことはしません。個々の体質・体力・抵抗力・...</summary>
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        <![CDATA[<p>漢方医学では病名や症状だけで処方を行うことはしません。個々の体質・体力・抵抗力・病状進行を総合的に判断します。<br />
それに基づいて「証」が描き出されます。「証」の示すところに従って処方を選ぶのですが、これは漢方医学の専門家に委ねられます。<br />
証には大きく分けて三つの種類があります。</p>

<p>○虚実（虚証と実証そして間証）　○陰陽（陰証と陽証）　○気・水・血（体を巡る三つの流れ）</p>

<p>「虚実」とは病を抱えた人の体質・体力の質的な面から観察した結果を示すものです。基本的で且つ重要な指針とされています。<br />
「陰陽」は病状進行にスポットを当てて、体力の消耗度合いとの量的な面から割り出されます。<br />
「気・血・水」身体の生理状態を保つものとして、三つの流れがあるとされます。その流れを乱す事を「病邪侵攻」と表現します。</p>

<p>この章では虚証と判断されるのは、どのような状態にある人かを卑近な表現で描いてみましょう。</p>

<p>虚証と判断された人がここに現れたとしましょう。少し離れたところから、、、</p>]]>
        <![CDATA[<p>近づいてきました。こちらを見ています。</p>

<p>細い疲れた眼差しで、何となく線が細いなと言うのが第一印象です。挨拶を交わすのですが、声は細く小さくて発音が不明瞭です。<br />
しかも早口で会話を切り上げたい様子が見られます。でも会話は続きます。時には口ごもった低い声と甲高い声とが交錯します。</p>

<p>首は細くなで肩で、すんなりとか細い感じがして腕の筋肉も薄弱で柔らかいです。指も細いのです。</p>

<p>腹壁も薄く柔らかで、へそは浅くて広がった感じです。</p>

<p>胃腸が弱くて下痢症状を起こしやすいです。弛緩性便秘になることもあります。甘いものを好みます。</p>

<p>歩き方も弱々しく、体を動かすのが億劫と見えます。疲れやすく、その回復も遅いのです。病気に対する抵抗力も弱いです。</p>

<p>性格は静的・消極的・自己否定的という評価が寄せられています。物事に対する反応は弱いときと、高ぶるときがあります。</p>

<p>以上のような男性がいたら、どう思われますか？</p>]]>
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    <title>漢方薬、保険診療が可能なエキス製剤と煎じ薬</title>
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    <published>2009-12-17T14:16:28Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:26Z</updated>

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        <![CDATA[<p>せんじ薬とエキス製剤の二大分類がある漢方薬のうちで、健康保険が適用されるのはエキス製剤だけです。<br />
それも医師の処方箋がある場合に限り、医療用漢方製剤（エキス製剤の法律用語）が提供されます。<br />
医療用漢方製剤は生薬のエキスを抽出して、顆粒・細粒・粉末・錠剤に作り替えたものです。<br />
せんじ薬と比較して効果に大きな開きはありません。基本的な成分は同じだからでしょう。</p>

<p>漢方薬は中国最古の医学書「傷寒論」に基づいて作られます。後漢の時代に編まれたものがそのまま今に伝えられているのです。<br />
漢方薬は個人の「証」に合わせて処方されるものです。従って微妙な個人差に対応するには、、、</p>]]>
        <![CDATA[<p>エキス製剤よりもせんじ薬の方が優れているようです。<br />
せんじ薬は微妙なさじ加減が可能です。煮出し方によっても差が出せます。その分微調整の難しさが避けられません。</p>

<p>漢方薬の効果はゆっくりと確実に、と言うイメージがあります。薬に備わった穏やかな作用を生かすのですから当然でしょう。<br />
効き目も穏やかなものですが、それも患者個々の症状や体調などで差が開きます。西洋薬と比べて服用期間も長目です。<br />
逆に西洋薬は即効性を求めています。せっかちな現代人にマッチしているのかと思われますが、副作用が問題にもなっています。<br />
西洋薬の至らない点を、ゆっくりとした効き目の漢方薬が補っているのでしょう。<br />
しかし「証」が正確に的を射ている場合には、慢性病に対しても漢方薬は即効性を発揮します。</p>]]>
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    <title>漢方における陰陽</title>
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    <published>2009-12-15T14:25:17Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:25Z</updated>

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        <![CDATA[<p>漢方医学の根本は古代中国の「陰陽五行説」に基づいています。これは大自然の成り立ちと運行を説いたものです。<br />
この説は奈良時代に日本に伝えられ、我が国最古の憲法である大宝律令にも組み込まれていました。</p>

<p>漢方医学における治療方針は、用いる漢方薬の選択基準に従って決まります。それは人それぞれの状態を示す「証」によって行われます。<br />
証は体質・体力・抵抗力・病状進行を漢方医学の専門家によって判断されます。その種類は次の三つに分かれています。<br />
　<br />
○陰陽（陰証と陽証）　　○気・血・水　　○虚実（虚証と実証）</p>

<p>この章では陰陽についてお伝えしましょう。</p>

<p>漢方医学が捉えている病気とは、、、</p>]]>
        <![CDATA[<p>体力と病邪が戦っている現象だとされています。<br />
この戦いがもたらす体力の消耗度合いと、病邪が広げている支配域を測るメジャーの一つが「陰陽」と言えるでしょう。<br />
陰陽は量的な面にスポットを当てるのです。虚実は質的な面を担当します。</p>

<p>○陰証　病状進行が静的で潜伏的、そして寒冷の傾向があります。手足が冷えて寒気を訴えます。顔色は冴えず青白く、発熱はありません。<br />
　　　　従って用いる薬には体温を上げる効果が求められ、「ブシ」や「カンキョウ」を含んだものが処方されます。</p>

<p>○陽証　病状進行は動的で開放的、発熱性の傾向が見られます。そして炎症や充血を伴った症状を示します。<br />
　　　　従って体を冷やして解熱作用のある物が選ばれます。「ケイヒ」とか「マオウ」を含むものが良いとされます。</p>

<p>病気の進行度と体力の消耗度合いを、そして両者の関わり具合を量的に把握します。<br />
体力が病邪より優位に立てば「陽証期」にあるとし、病状の進行で体力が劣った時を「陰証期」と表現します。</p>]]>
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    <title>神経痛には何が良いのでしょう？</title>
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    <published>2009-12-13T14:09:51Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:25Z</updated>

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        <![CDATA[<p>一口に神経痛と言って全般的な治癒方法があるかに聞こえますが、神経痛とは文字通り神経の痛みをそのまま病名にしたものです。<br />
神経の役割は痛みや痒みを感じ取って、その部分に異変が生じていることを報せることです。<br />
神経が感じ取る痛みは、圧迫・炎症・虚血が原因となって起こるとされています。しかし異常発生の部位というものは全身に及びます。<br />
体に危機が迫っている事を報せるものですから、色々な病気が原因を作ります。従って痛みさえ治まれば良いというものではありません。</p>

<p>当然ですが西洋医学に従って治療を行うのか、それとも漢方薬を用いるのが好ましいのか。これは医師の診断を受けた後のことです。</p>

<p>とりあえず痛み全般を緩和する漢方薬は、<br />
「ケイシブリョウガン」「トウキシギャクカゴシュショウキョウトウ」「マオウブシサイシントウ」「シャクヤクカンゾウブシトウ」などが挙げられます。<br />
合わせて症状別に好ましいとされるものを、、、</p>]]>
        <![CDATA[<p>個別に当てはめて以下に箇条書きにしておきましょう。</p>

<p>○標準的な体力で、下腹部が硬く張って血が滞り「悪血」の場合は「ケイシブショウリョウガン」が適当とされます。</p>

<p>○手足に冷えが発生している場合には「トウキシギャクカゴシュショウキョウトウ」が用いられます。</p>

<p>○倦怠感があるのに著しい症状が現れない「陰証」には「マオウブシサイシントウ」の処方となります。</p>

<p>○筋肉の痙攣を伴う発作性の痛みには「シャクヤクカンゾウブシトウ」が効果的です。</p>

<p>○骨の変形によって末梢神経が刺激されて起こる三叉神経痛には「ゴレイサン」が当てられます。ただし以下の症状に限定されます。<br />
　症状が口の渇き、排尿回数が少なく一回あたりの量も少ないといった水分代謝の異常（水毒）が認められる場合です。<br />
　これ以外の症状であれば効果は期待できません。漢方以外の方法を検討すべきでしょう。</p>]]>
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    <title>胃潰瘍と胃炎には</title>
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    <published>2009-12-11T14:03:20Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:25Z</updated>

    <summary>胃潰瘍や胃炎の症状改善に漢方薬は有効です。症状別に薬を紹介しましょう。 ○鳩尾（...</summary>
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        <![CDATA[<p>胃潰瘍や胃炎の症状改善に漢方薬は有効です。症状別に薬を紹介しましょう。</p>

<p>○鳩尾（みぞおち）を軽く押すだけで抵抗感や痛みを覚える場合<br />
この症状が認められて、体力はまず充実している人には「ハンゲシャシントウ」「オウレントウ」が適切とされます。<br />
逆に虚弱気味の人には「ニンジントウ」「リックンシトウ」となります。</p>

<p>○肋骨の下部に手先を当ててお腹に向けて押すと、抵抗感と痛みのある人<br />
「サイコケイシトウ」が適しています。</p>

<p>○急性胃炎でお腹にチャプチャプという振水音がする場合<br />
「ゴレイサン」が選ばれます。</p>]]>
        <![CDATA[<p>○慢性的な胃炎・胃潰瘍でへその下あたりを押して痛みや抵抗感があるとき<br />
これは漢方医学用語で「ショウフクコウマン」という症状名で「アンチュウサン」「サイコケイシトウ」が用いられます。</p>

<p>漢方医学では病名と症状だけで処方の選択は行いません。それに加えて体質・体力・抵抗力・病状進行を総合的に判断します。<br />
その結果を「証」と呼びます。証は漢方医学の専門家に委ねられるものです。従ってここに挙げた薬品名は目安とお考えください。</p>

<p>腹痛には「食中毒」「盲腸炎」「腸閉塞」などの緊急事態も考えられます。まずは医師の診断を仰いでください。</p>]]>
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    <title>漢方薬の由来</title>
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    <published>2009-12-09T14:05:17Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:25Z</updated>

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        <![CDATA[<p>長年の臨床経験が体系化された漢方医学に基づいて、薬効の認められた動植物や鉱物をいくつか組み合わせたものが「生薬」です。<br />
生薬の配合の仕方や配分によって効果が変化します。こうしてできたものを漢方薬と言います。緩やかな作用が漢方薬の特徴です。<br />
漢方薬は身体全域に作用を及ぼします。現代医療は病巣のある部位だけに的を絞って攻撃をかけます。<br />
この辺りが漢方と西洋医学との大きな違いと言えるでしょう。</p>

<p>西洋薬には即効性があります。大きな効果を上げます。そして時には思いがけない副作用が出ます。<br />
漢方薬は体全体に穏やかな作用を及ぼして、アレルギー性疾患・老人性疾患・慢性疾患などに有効とされています。</p>

<p>双方に一長一短はあります。最近になって、、、</p>]]>
        <![CDATA[<p>互いに補い合うことが始まりました。</p>

<p>１９７６年に厚生労働省が漢方薬の健康保険適用を承認しています。それを契機に次第に広い普及が始まりました。<br />
大学病院や公立病院でも漢方治療の導入が増えています。そして両者の組み合わせが効率の良い治療効果を上げています。<br />
漢方治療は経験医学に基づいてきたものですが、現代医学の観点からも研究が進められています。</p>

<p>緩やかで穏やかなアプローチが評価されている漢方薬ですが、副作用が全くないと断言はできません。<br />
薬品である以上、軽いものであっても目的とは別の作用も出ます。<br />
疑問や希望があれば、専門の医師に判断を仰いでください。</p>]]>
    </content>
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    <title>漢方薬が効果を上げる疾患と漢方専門医</title>
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    <published>2009-12-07T14:23:36Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:24Z</updated>

    <summary>○月経痛に代表される周期的な疾患 ○花粉症と言った季節の変わり目に始まる疾患 ○...</summary>
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        <![CDATA[<p>○月経痛に代表される周期的な疾患<br />
○花粉症と言った季節の変わり目に始まる疾患<br />
○虚弱体質とか冷え性の人が侵されやすい流行性の疾患<br />
○偏頭痛・肩凝りなど、周期は認められない習慣的疾患</p>

<p>以上は西洋医学ではなかなか効果が上がらない疾患ですが、漢方薬を用いることで症状改善が著しい領域です。<br />
そのような事情を反映して、西洋医学のみで対応してきた医療機関に漢方薬を取り入れた治療を行うところが増えてきました。<br />
現代医学では捗々しい効果が得られなかった難病も、、、</p>]]>
        <![CDATA[<p>漢方医学を導入して改善が見られた例が少なくないのです。<br />
しかし漢方医学も西洋医学同様で、万能ではありません。漢方の手に負えない癌治療は西洋医学の独壇場です。</p>

<p>公的な医療機関である大学病院とか、その他公立の病院においても漢方治療を取り入れているところが増えています。<br />
ただし効果の認められている漢方薬を併用するに留まっています。本格的な漢方治療には「証」の判断が欠かせません。<br />
病人の体質・体力・抵抗力・病状進行等を総合的に判断した結果が「証」で、これに基づいて漢方薬の処方となるのです。<br />
現在の医療機関において「証」を決定できるのは、医師免許を取得した後に漢方を学んだ医者だけです。この人は漢方専門医と呼ばれています。<br />
しかしながら、漢方医とか漢方科という表示は医療機関では見あたりません。この名称は法律で認められていないのです。</p>

<p>このような医師がどの医療機関に存在するのか、それを知るには漢方薬メーカーか医師団体に問い合わせるしか方法がありません。</p>]]>
    </content>
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    <title>虚証と実証</title>
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    <published>2009-12-05T14:13:53Z</published>
    <updated>2009-11-05T08:36:24Z</updated>

    <summary>漢方薬の処方には「証」と呼ばれる前提が欠かせません。患者個々に体質・体力・抵抗力...</summary>
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        <![CDATA[<p>漢方薬の処方には「証」と呼ばれる前提が欠かせません。患者個々に体質・体力・抵抗力・病状進行の違いがあります。<br />
その証の判断は漢方医学の専門家に委ねられます。証の示すところに従って用いる漢方薬が選ばれます。<br />
証は三つに分かれていて、「虚と実」「陰と陽」「気・血・水」があり、本章では「虚と実」について伝えましょう。</p>

<p>病気とは病邪が体に入り込んで活動している状態を言います。<br />
「虚証」とは病邪が体内に残っていないのに、当人の体力が衰えて精気も残っていない状態を指しています。<br />
　　　　やせ型や顔色が青白く、見るからに弱々しいと言うタイプです。このような人には体力低下を挽回する薬が処方されます。</p>

<p>「実証」は体内に病邪が残っているにも関わらず、体力は充実していて精気が溢れている人を言います。皮膚や筋肉がピンと張っています。<br />
　　　　がっちりした体格で血色も良く、行動的なタイプの人です。病邪を追い払う薬が用いられます。<br />
　　　　強力な発汗作用とか下剤等の薬を使用しても大丈夫と判断されます。</p>]]>
        <![CDATA[<p>「間証」虚でもなく実でもないという「中間証」というべきタイプもあるようです。</p>

<p>漢方ではそれぞれの「証」に基づいて薬を選びます。西洋医学では下痢症状を治す薬に種類はありませんが、漢方では証に応じて手当が変わります。<br />
下痢症状を治すにも、実証タイプにあったものを虚証タイプに用いると病状は更に悪化します。</p>

<p>現代医学では治らなかった病気が漢方治療によって快方に向かった例は多いです。しかし癌治療は現代医学です。<br />
このように一長一短です。日本で現代医学と漢方医学の融合が進んでいるのは好ましいことでしょうね。</p>]]>
    </content>
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